またしても現れたあいつ…
今朝、外に出てみると…久々に奴の姿がありました。

2022年のロシアによるウクライナ侵攻後間もない時期に私の自宅の庭に出没するようになり、GWには私の車の下に潜り込んで出てこないため、穏便に出て行っていただこうと車の下の高さで手を払って見せた私に対し、愚かにもなぜか私の手に突っ込んできてかみつくという暴挙に出た邪悪にして低能、卑劣にして愚昧なる鍵しっぽの黒猫、名付けて「悪猫プーチン」です!
美しさのかけらもない真っ黒けっけな毛色、ほぼ直角に醜くひん曲がったしっぽ、右目の上の毛の薄さ、そして「なでてください」と言わんばかりまで近づいてくるくせに、実際にさわると怒る自分勝手な反応、そのすべてが、あのプーチンにほかなりません。
前に現れた時はびっこを引いていて、後ろ脚のどちらかを地につけないよう変な歩き方をしていたため、
「ああ、ご近所の魚を盗もうとして怒鳴られ、塀からとげとげマットの上に落ちて骨折したのか…」
と推測したうえで、
「これは召される日も遠くはないな…」
と思い、実際その後姿が見えなくなったため、どこかで野垂れ死にしたのだろうと冥福を祈っていたのですが、今回はなぜか丸々と肥え、脚も治っていました。おのれ、私を欺きおったか…!?
しかも、私が奴と決着をつけるべく近づいていくと、奴は因縁の場所…車の下に逃げ込みました。
しかし、私に同じ策略は二度通じません。知性も品性も欠如した禽獣に対して平和と友好を求める愚を私が繰り返すことはないのです。その後誰からか聞いた、「猫が車の下に逃げ込んだら、黙って車に乗り込み、そのままエンジンをかければ勝手に逃げていく」という話を思い出した私は、
「もし逃げずに車を動かし、ぺっちゃんこになったら…?事故車になってしまって車さんに失礼ではないか???奴はその低能ゆえに自分の非も顧みずに私と車さんに祟るのではないか…?」
とドキドキしながら車に乗り込んでエンジンをかけました。すると・・・奴はあわてて逃げてきたため、まだ買って1年半ほどの車を事故車におとしめ、奴の祟りをうけることはなかったのですが…車の下からはい出した奴が次にしたのは、こちら。

…絶対に私のことをなめている。
奴はきっと、宿敵と定めた私に裁かれたいと願っているからこそ、野垂れ死にすることなく生き延び、またここに戻ってきたのでしょう。私は奴を宿敵だなどとは全く思っていませんが、ただ不愉快に顔の周囲を飛び回るカを討伐するのも当然のことです。とはいえ、物理的にどうこうすると生類憐みの令動物愛護法に引っかかるため、奴とは誰からも視覚されることのない呪術の戦いによって、いつか決着をつけることになるでしょう。