今年J1からお別れするクラブ

某スポーツ紙の評論家の予想順位平均が18位台後半だったファジアーノ岡山が残留を確定的にしつつあるので、基本的に悪趣味な私としては、ファジアーノ岡山がいない残留争いを「高みの見物」したくなりました。

一般論として、逆転可能な勝ち点差は残り試合と同数まで・・・と言われていますが、この観点からは、降格圏最上位である18位の湘南(25)と9差の14位FC東京(34)までは降格の可能性があることになります。

14位FC東京(34)15位名古屋(32)16位東京V(32)17位横浜FM(25)18位湘南(25)19位横浜FC(24)20位新潟(20)

・・・もっとも、16位東京Vと17位横浜FMの間に勝ち点7というかなり大きな溝があるため、実質的にはこの溝より下の4クラブのうち1クラブだけが残留するというのが本線でしょう。

サッカーの場合、対戦相手との相性が割と出やすいため、これらのクラブの現時点での勝ち点に、残り9試合の対戦相手との前半戦での勝ち点を加えてみると、かなり顕著な結果が出ました。

14位FC東京 34+9=43

15位名古屋 32+8=40

16位東京V 32+5=37

17位横浜FM 25+6=31

18位湘南 25+7=32

19位横浜FC 24+14=38

20位新潟 20+10=30

救われるのは・・・横浜FC!それも東京Vを抜き去る勢いです。そして、この並びでは新潟、湘南、横浜FMが落ちることになります。

もし本当にそうなれば、今年は清水、横浜FC、岡山の昇格組が全部残留という、なかなか珍しいケースです。3クラブがJ1に昇格した年度で全部残留したのは、2017年に札幌、清水、C大阪が昇格してきて、甲府、新潟、大宮が降格した時以来2回目となります。

その一方で、2005年以来20年以上実現しておらず、個人的に注目している「(消滅した横浜フリューゲルスを除く)現存オリジナル10がすべてJ1で揃う」は、横浜FMの降格により、千葉の昇格の成否を問わず実現しないことになります。

また、横浜FCと磐田は、2015年にJ2で対戦した後、

2016~2019、2022、2024 磐田J1、横浜FCJ2

2020~2021、2023,2025 磐田J2、横浜FCJ1

と10年間にわたって同じタイミングでの逆の昇降格を繰り返しています。横浜FCが残留を果たした場合、磐田は昇格に失敗するのでは・・・?と、どうでもいいことが気になったりしています。