一地方会員からみた平成22・23年度某選挙
世間様が解散総選挙一色となるご時世の中、某業界もひっそりと主流派分裂の会長選挙へと突入するようです。某業界の会長選挙も複雑怪奇で、一地方会員ごときからみると全く理解不能なうえ、何が正しく何が間違っているのかもよく分からない世界なのですが、ここはフィクションとして、過去の分裂選挙を概観してみます。
某業界の平成22年・23年度会長選挙は、それまで総本山を牛耳っていた東京(〇友会)、東京(親〇会)、第一東京、第二東京、大阪の主流五派の統一候補として立候補された東京(〇友会)の候補者に対し、同じ東京ながら無派閥とされ、実際主流派からはまったく注目されていなかった餃子先生が挑んだ平成22年・23年度会長選挙こそが、実は現代につながる総本山の選挙の原点のような気がします。
この時、ご本人の立候補が先か、それとも彼を担いで主流派どもに一泡吹かせようという動きが先かは知らないものの、主流派以外の道府県で、餃子先生を押し立てようという動きが湧きあがりました。
当時は今ほど選挙を楽しんでいなかった私のもとに、ムスカ大佐からの電話がかかったのは、そんな戦いの始まりの時期でした。
「笑六法君、君は今年、クレサラでいくら稼いだ?」
「・・・まあ、それなりに?」
「そのクレサラは、餃子先生がいなければ市場自体が存在しなかった。つまり、君はもう餃子先生からクレサラ売上相当額のカネを、もう受け取っているのと同じなのだ!さあ、君も我々の手下仲間となり、餃子先生の選挙を支援したまえ!」
「な・・・なんだってー!?」(AA略)
私は既に餃子先生からカネを受け取っていた!・・・この強引な浪漫に満ちた論法は私の心をとらえ、衝撃的な真実に突き動かされる形で、陣営に引き込まれることとなったのです。
実は、当時の私自身、餃子先生のことを全く知らなかったわけではありません。高校生の時に読んだ、カード破産の闇を描く社会派ミステリー「火車」(宮部みゆき)は、実は作者が法律事務所でアルバイト?した時の経験が大いに生かされていて、作中に出てきてカード社会に警鐘を鳴らす弁護士のモデルも、実は餃子先生だという話を抑えていたのです。また、餃子先生はその時点ではあまり政治的な局面で名前を見かけたことがなかったため、政治的にも格別の傾向がある人には乗らない私も、この時は外面と本音が分裂することもなく、普通に餃子先生陣営として働いていました。
この時の岡山の情勢は、最長老やベテランが推す東京(〇友会)に対し、ナントカ族(そういえば、当時の私もナントカ族だったのかなあ…)を中心とした中堅層以下、あるいは主流派を快く思わないひねくれ者どもが支える餃子先生・・・という雰囲気だったような気がします。大激戦だった記憶があったのですが、ネット上に落ちていた資料では、岡山はなんと90対89の1票差で餃子先生の勝利だったようです。餃子先生に投票した全員が「自分の力が欠けていたら、餃子先生は岡山を獲れなかった!」という非常に満足するべき結果となりました。
・・・とはいっても、この時は、全国の票数は有権者が多い主流五派を抑える東京(〇友会)の完勝、勝った単位会は圧倒的に餃子先生の大勝という結果となり、史上初めてとなる「当選者なし」の再選挙となりました。1対1の選挙で総得票数と単位会が両にらみになった場合、千日戦争(ワンサウザンド・ウォーズ)になるのではないかとワクワクしたおびえたのですが、再選挙は主流五派の動きが目に見えて衰え、岡山でも餃子先生が票を伸ばし、結局岡山、全国とも餃子先生の勝利で終わったのです。・・・それが、私の某業界選挙との最初のかかわりでもありました。
