本当におかしいのは誰なのか

ファジアーノをこよなく愛する漆黒の牙先生と話していると、彼は

「レッズサポは、少なからぬ人々が岡山のファンクラブに入ってチケットを手に入れようとしているらしい」

という話を聞いたらしく、驚いていました。

調べてみると、これは岡山に限った話でもなく、浦和サポはその絶対数の多さに加えて、相手クラブのFCに入っても「よりよい席」を確保しようとする習性が強い模様。…クラブWCにも数千人規模で遠征する人々にとって、アウェイでのFC会費なんてはした金なのかもしれません。

…とあきれたのですが、冷静に考えていると、NPBの方が、「ビジターのFCに入って席を確保する」という行動は一般的のような気がしてきました。同一相手とのアウェイが年1試合しかないJリーグと、同一相手とのビジターが年12~13試合あるNPBの違いだけだと納得しようとしましたが、逆に71~72試合のホームゲームに加えてさらにビジターまで遠征する人々って、なんなんだろうと思うと、その熱意に震えずにはいられません。チケット単価もNPBの方が高いところが多いのですが…

以前よりは値上げされているものの、チケット価格はJ1水準では安めな岡山サポは、NPBのコアファンに対抗できるくらい、もっとクラブにお金を捧げる覚悟が必要なのかもしれません。300億近い新スタを望むのであれば、なおのこと、県へのスタジアム使用料が適正に払える程度には。