美作署の国選当番事情

以前、「姫新線が廃止されたら、美作警察署の国選接見時に宿泊費が必要になる可能性?」という指摘をしたところ、不届きな弁護士数名?が姫新線廃止を期待するようになったという㌧でもない噂を聞いた私ですが、そのようなモラルリスク案件とは無関係に美作方面のバスの時刻表を眺めて、20年前とは変わり果てた姿に衝撃を受けてしまいました。

私が弁護士になった頃、まだ勝英警察署と呼ばれていた美作警察署から当番要請が来ると、番町口でバスに乗ってそのままZZzzz…となり、目が覚めたときには林野駅、そしてそこからほぼ隣といってよい警察署へ…というのが定番でした。いや、それでも遠いけど。

しかし、今や番町口から林野駅まで直通の平日便は、16時台の1日1本のみにまで減便されていました。「新道穂崎」という、おそらく名前を聞いても10人中9人はどこか分からないであろうターミナルでの乗替でたどりつけるのが、7時台、11時台、15時台の1日3便。

逆方向の林野駅発岡山駅行きも、岡山市中心部直通は朝6時林野駅発の1日1本のみで、新道穂崎での乗り換えによって行けるのが9:48、14:00、17:30の3便のみ。弁護士の接見は、仕事の影響が少なく、一般接見とかぶらない夕方以降というのが多いのですが、平日で一番遅い16時代の直通便で美作に行った場合は林野駅着が18:17となり、その日のうちに岡山市へ帰れるバス便はありません。そうすると、JR姫新線を使って津山経由で帰ることになります。

https://www.unobus.co.jp/pdf/jikoku/hayasino070401_hei.pdf

…それなら最初から姫新線で往復すればいいのではないか。というわけで、美作警察署に行く機会があった場合、車がなければJR姫新線を使いましょう。