そんなに急ぐべきなのか?
今日はファジアーノがルヴァン杯で北九州に行っています。北九州のホームであるミクニスタジアムは小倉駅から至近ということで、岡山から遠征している方たちもいるかと思いますが・・・負けてるやないか・・・!?
模範的なJリーグサポーターであれば、ここは
「北九州には球技専用スタジアムの後押しの力があった!岡山にも今すぐ専スタを!」
などと脊髄反射で返すべきなのかもしれません。「ミクニスタジアム」は、いわゆる「球技専用スタジアム」で、北九州がJ2にいたころ、
「(当時の)陸上競技場スタジアムがホームでは客も集まらず、J1に上がる見込みも立たない!街中に球技専用スタジアムを建てれば、たくさんの人とカネが集まり、街が活性化する!」
というJリーグのお題目を信じ込んだ北九州市が、大きなスポンサーがいるわけでもないのに、新幹線が全車両停止する小倉駅から至近の場所に行政主体で建設したものです。
ところが、スタジアムが完成した頃には北九州がJ3に降格していて、人もカネも動くどころか・・・というなかなか悲惨なことになり、同様の事例が金沢でも起こったりしています。しかし、以下も各地に専用スタジアムの建設を求め続けているJリーグは、そんなことを教えてくれるはずもなく、バックにパナソニックがいたガンバ大阪、エディオンがいた広島、ジャパネット高田が社運を賭けて突っ込んだ長崎という、私としては同列で論じてはならない新スタジアムの「成功例」の話ばかりしてくるというのは、なかなか怖い話です。広島、長崎は2024年に開場したばかりで、地域にとっての「成功」かどうかを判断するには早すぎると思うのですが。
J3リーグが発足し、Jリーグが現在のような姿になったのは2014年のことですが、同年以降にJ1へ初昇格を果たした岡山以外の4クラブがその後にJ1で戦えた年を調べてみると、
徳島 2014、2021(2/12)
松本 2015、2019(2/11)
長崎 2018(1/8)
町田 2024,2025(2/2)
・・・昇格の翌年に残留を果たしたことがあるのは、バックにウマ娘サイバーエージェントがついた超金満クラブである町田だけです。J1定着どころか、エレベータークラブにもなり切れていないのが現実です。仮に岡山で今すぐスタジアム建設が決まったとしても、実際に新スタジアムが稼働するのは4~5年後と思われますが、そのころファジアーノがJ1にいる保証がないどころか、その可能性すら高くはないのです。ちなみに、上記クラブの中で、新興クラブとしては圧倒的な動員力を誇り、かつて「地方クラブの雄」とも謳われた松本山雅は、2023年以降J3に定着している始末です。。。
今の岡山の人気は相当なもので、年間パスをもっている私が行けない日の座席を公式リセールに2回出したところ、どちらも10分程度で成立のお知らせが届きました。出るかどうかわからないリセール目当てでスマホかPCに張りついてリロードを繰り返している人がいる?とはいえ、5年後、10年後に同じ状況が続くのかどうかは誰も分かりません。大切なのは、この状況を数年間(以上)持続させることだと思っています。
というわけで、年間パスを持っている方で都合によって観戦に行けない日がある場合は、公式リセールに出しましょう。これは、パス保有者、クラブ、そして見に行きたいけれどチケットを手に入れられなかった購入希望者の全員が喜べるシステムです。