こちら側の世界へようこそ。

遭遇するたびに、割と高い確率で妙に細かい歴史ネタを振ってくる先生が、

「私の歴史ネタに反応してくれるのは、iron先生と笑六法先生だけです」

とつぶやいていました。・・・このグループに入りたいのかい?

iron先生と私といえば、裁判員裁判が始まる前の準備期間で何度も行われた岡山の法曹三者による模擬裁判の際、それまでの連敗という評価を覆すために弁護士会が練った秘策で、被告人の責任能力が問われるシナリオの「被告人役」で候補に挙がった2人にほかなりません。弁護士会側の役割選定の際、最初に名前が挙がったのはiron先生だったものの、

「iron先生だとコントロール不能になるのでは?」

という声があがり、十分にコントロール可能な、あくまでも次善の候補者として私が選ばれたそうです。

最善の候補者では臨めなかったながら、この模擬裁判は、弁護団の名前には特に反応しなかった検察官が、被告人役を私がやると聞いたところで

「弁護士会がついに本気になった・・・!」

と漏らした(by司法修習生)とか、当時の被告人たちと裁判長から恐れられていた右陪席裁判官が私の被告人質問を傍聴し、「あの被告人はすごくかわいそう!私なら絶対に無罪にする!」と笑いをこらえながらつぶやいた(by司法修習生)とか、被告人役を頼まれた私は

「3代目女神さまを弁護団に加える」

という付帯条件があったからこそ受けたにもかかわらず、その債務が一方的に不履行となったため、怒りのあまり岡山弁護士会を被告として「被告は原告に3代目女神さまを引き渡せ」という主文の訴状まで起案した(by原告)とか、いろいろな小ネタ(・・・小さいのか?)が多かったイベントなのですが、そこで名前が挙がった私と、私よりさらに格上のiron先生というこちら側の世界に、彼が入りたがっていたなんて、これまでまったく気づきませんでした。

彼は、「こちら側の世界」の住人として、果たして今後どのような余人をもって代えがたい役割を担ってくれるのでしょうか。模擬裁判のような機会じたいが今後あるのかどうかはさておき、楽しみなところです。